2017-01-01から1年間の記事一覧

眼鏡派や裸眼1.0以上の方にちらりと説明しておきたいのだけど、コンタクトレンズというのはびりり、と蓋を破ると液体に浸されたレンズがひとつ、入っている。胎内みたい。急にそう思った。たまによれて入っているレンズがあるけど、あ、胎児みたいだな。って…

泣きたくなると、会いたくなる人がいる。どうしようもなくなったときに、声を聞いて、話を聞いてもらいたくなる人。角膜を水の膜がぶわぁと覆うと、同時に意識に込み上がる人。涙をぼろぼろ零しているうちに、その割合にどんどんと あいたい の涙が混ざって…

何をするでもない毎日。音楽をきくでもない。映画をみるでもない。なんの生産もない、ただの怠惰な毎日。自分の中で地球儀が、高速回転しているだけの毎日。わたししかいない世界が営まれる毎日。わたししかいない世界で、存在しないわたし以外が、よってた…

あの、思いつきほやほやなんですけども。口ばっかりでも怒らないでくださいね、ただ言ってみたい衝動が抑えられなかったんです頭のてっぺんから、噛みつくように愛して続編はいかがでしょうか。とはいえ、あれはもう完成形ですから、リトくんのお話を書いて…

うう。割り切ることが、出来ずにいる。Twitterをアンインストールしたので、脳内で生産過多な言葉はここに束ねておこうと思う。とは言っても、日常のツイート程度。ほんと、どこまでもわたしは、言葉に囚われている。よくもわるくもわるくもよくも。さて。今…

ひとりごと。OCに向かう道すがらの、徒然というよかモヤモヤ。たまにぶり返す東大への未練と、もし、もし、もしも、ストレートでいたら受かっていたに決まってる各難関大への未練、というよりかはそれに足る学力のあった自分への未練。あるいは、認められて…

頭のてっぺんから、噛みつくように愛して

愛があれば、大抵のことがどうにかなる。わたしは本気で、そう、考えている。言ってみればドラえもんの四次元ポケット、古くなった時計にとってみれば新品の単三電池二本、といった具合に(ここで言う愛があれば~、は『好きなら出来るでしょ』という例の暴…

散歩に出た。自分のこと、生活のこといのちのこと、日常のこと人生のこと、欲望のことぐるぐるぐるぐる、とりとめもなく考えたかったから。◇◆◇わたしには大好きなある小説があって、大好きが故にとても読み返せるものではなくて、6年も前だろうか、初めて読…

‪喧騒から、少し外れたところに、住んでいる。緑が、多い。何か物足りないと思ったら空が空であることですなわち空を見渡せてしまうことは違和感で、わたしの空にはいつも遮る山があった。連なった山。山らしくない山。その山らしさの消失は、何年も何年も見…

優しいと、思われたい。優しい子だなって、いい子だなって、思われたい。もう既に誰かのものである誰かが相手であっても好かれたいし、その瞬間対峙している相手の、その瞬間以外もいちばんであればいいのに、なんて、思う。ばかみたい。ばかというか、気持…

コンビニへ行く。わたしの住む寮は、朝と夜に決められた時間内に食事を提供してもらえて、もちろんその時間帯が不都合であれば取り置きを頼めるんだけれど、2日目。入寮して、2日目。朝も夜も、食べに行けなかった。人と顔を合わせたくない。人のいる空間に…

通信制限がきている。から、この文章はメモ帳にぽちりぽちりと打ち込んでいる。ブログにアップするのは、Wi-Fi環境のある自室に戻ってからだ。引っ越しをした。A県から新幹線で3時間のB県から、B県から新幹線で3時間のA県へ。住むところは寮みたいな寮じ…

短期的かつ短絡的人生にみて結構な危機に陥っている。つまりここ数ヶ月、声が出ないのである。幸か不幸か、1週間足らずで主演舞台が控えているにも関わらず。原因は分かっていて、いるだけども、どうにもしようがなく途方に暮れている。だってこの症状は全部…

~しがない舞台役者の飽和的自己満足晴らしの巻~ とらわれている。 どうしようもなく。がんじがらめに。 わたしと芝居の契りは、男女のそれとは到底比べものにならないほど密なもので、人間として未熟なわたしはそこに生死を託さざるを得ない。 苦痛なまで…

このブログ、今回アンソロに参加させていただくために作ったのですが、せっかくですし活用してみることにしました。続くかは、まあ、やってみてですね。 はじめまして、とも申し上げておくのがよいでしょうか。念のため。 いろんな名前で生きていますが、多…

霧の向こうに

百人一首アンソロジー さくやこのはな(http://sakuyakonohana.nomaki.jp/) 参加作品 〇六四 朝ぼらけ 宇治の川霧 絶え絶えに あらはれわたる 瀬々の網代木 ◇◆◇ ワカバが死んだ。 お行儀よく、脱いだ靴を綺麗に揃えて、橋から飛び降りて。 「天の川の織姫と彦…