あたしはとても臆病で負けず嫌いでプライドが高いからあたしが誰かを求めることはとても恥ずかしいことだと思う誰かと繋がりたいと願ってそれを声に出してみることその声が聞かれてやまびこしか返ってこないのを聞かれてしまうことをあたしはとても恥ずかしいと思ってしまうあたしは臆病だけど心の底で強く強く思っている誰かと繋がっていたいって あたしが誰かを求めても誰も裁きませんか責めませんか笑いませんかいつかそんな確信ができる日が来るなんて想像もつかないいつもひとりでいる孤独の味をよく知っている人と過ごすのはしんどいけれど本当はあたし寂しがりなんだけどそんなことを主張して許されるのは寂しいと一声ですぐにみんなが集まってくる可愛い子なの

 

あたしが才能のなさを嘆くときそれに賛同するのはあたしより全っ然才能のない子であたしが苦しみに向き合うときそれに賛同するのはあたしをまさしく同じように軽んじてくれた子であたしの尊敬する人はもちろんそんなことあってはいけないのわかってるけど絶対あたしのこと見ないの あんたなんかお呼びじゃないわよと口の中で呟きながらそうよねでも仕方ないよね本当の意味であなたなんかあたしの価値わかれないよねだから仕方ないよね絶対あんたみたいなのに分かられていいようなレベルじゃないんだから分かった顔して自己陶酔に浸らないでよね

なんて思ってたら本当に好きな人にこそ嫌われてしまって嫌いな人にはどんどん好かれる寸法でもはや相手はあたしが嫌いなのを分かっていて嫌がらせとしてつきまとってるんじゃないかなんて考えてみたり あたしはひとりだなんて言うけどそういう人たちがいるでしょうそうやって弾いて弾いてというお説教うるせえなあんな人たちに好かれるようなレベルでいたいわけないでしょなんでひれ伏さないのあたしは高嶺の花だそんな薄っぺらい言葉であたしを語るな 他人のこと見下してるんでしょと言われてああそうだよと言ってやりたかったあたしの好きな人は世界でも本当に素晴らしい人のはずでねえ怒るなり勝手にしたらいいけどずっとあたしを一人にしてきたのはそっちじゃないか話も通じず分かってくれる人も理解しがいのある人もいなかったじゃないか天才が才能ゆえに孤独になるならあたしも孤独になるのを許してずっと自分を下げて耐えてきたの話が合わないたびにあたしがバカだからいけないんだって必死に言い聞かせてきたのずっと自分を否定し続けてきたのもういいよ あたしそろそろ身の丈相応になってもいいでしょお前らバカばっかだよ 自分のレベルに合わないからってあたしを笑ってんじゃねえよ低いのはそっちだよ分かれよ分かんないよなそれすら分かれるならあたしたちとっくにトモダチできてるよなバカに合わないからって弾いて否定してそういう蹂躙もううんざりだよあたしの価値を分かれないのはお前らがバカだからだしいくらお前らが薄っぺらい言葉使ったところであたしを解釈なんかできねえよ なんで同じステージにいなきゃいけないの気持ち悪い

 

フォローのつもりで過剰な褒め言葉を吐く奴は嫌いだそんなあからさまに嘘みたいな言葉あたしがあたしのこの至高のセンスでもって見つめてきたことをそんなテキトウな言葉で流してんじゃねえよあたしより頭の回転が鈍い人に頭いいねーと褒められてもあたしより音痴な人に歌上手いねーと褒められてもインナーが見えてる格好を自分に許せるような身だしなみの人にどれだけ可愛いと言われても2+5が分かって偉いねーって言われてるみたいだ 可愛い服も可愛いメイクも女の子女の子したもの、ものすごく心を切り離す痛みで諦めてきたのにそんなの知りもしないくせに気安く似合うなんて可愛いなんて言うなよ なんであたしこんなブスなんだろうって泣き明かした夜をそっちのテキトウな感性を理由に否定してんじゃねえよ非建設的な馴れ合いをしたいんじゃなくてあたしはアドバイスが欲しいだけなのに ブスでいたくない可愛く見られたいってそんな執着諦められたらすぐに楽になるのに だって芋だからそんな簡単に蔑ろにしてくれるんでしょあたしは高嶺の花になりたかった 容姿でも何でも気後れして崇めざるを得なくて簡単に気安く蹂躙しに行けない人間になりたかったそうしたらあたしはあたしを守れるとおもった

 

あたしが天才でハイセンスでハイスペックなのはあたしにとってだけだから好きな人への全肯定は届かないし嫌いな人への全否定も響かない あたしなんかに否定されても誰も痛くも痒くもない 虫に噛まれたとすら思ってもらえないかもしれない あたしはあたしの面倒くさくてキツい性格をよく分かっているからあたしが肯定するものは本当に素晴らしくて客観的にも価値の高いものだと信じているけどそんなのはたから見たら大したことない あたしの全肯定は届かないあたしがあたし以外にとって無価値だからでもそんなことに安心していると傷つけたくない大事な人が勝手に傷ついてしまうこの文章だってそうなように あたしは何かを否定して貶めたいとき該当する人間が読むところでは絶対書かないというかあたしが嫌いなもののを話をするのは好きな人の前でだけだだって嫌いな人に向かって別の嫌いな人のこと話したら「自分のことも話されてるのかな」って勘繰られるでしょそれめちゃくちゃムカつくもんあたしは負のエネルギーが強いから嫌いな人にはあなたに興味がありますよという要素すら伝えたくないでももちろんめちゃくちゃな理屈って分かってるあたしが歪んでるのが悪いって分かってるでも現時点であたしはこうしか生きられないのでそれは改善の努力を怠るという意味とは全くの別次元の話であたしはあたしの中の負の感情を否定して見て見ぬふりをするつもりはないというだけの話 それでも言ってることはクズだからほとんど好かれません だからあたしを好いてくれる人はほんとは極力大事にしたいけど前述のあれみたいなアレでセンスの悪い人に好かれて気持ち悪いみたいなことが大半になる本当に難しいのは好きな人に好かれることじゃなくて好きな人をこちらが好きなまま好いてもらうことでしょ

 

あたしは天才なのでハイセンスなのでみたいなことを命綱みたいに無理して唱えてると自信家だねお前なんか大したことないよとクソ有難くもないことに連発してくる人がまさか実在したんだけどうるせえなあお前みたいなのがいるからあたしは自己肯定感持ってねえんだぞと思うこれただの蹂躙なんだけど本人があたしを理解してあげられるスタンスでグイグイ来るから気持ち悪すぎる何様なの気持ち悪い 誤解のないように言っておくとあたしは謙虚を強制されてきた人間なので謙虚が美徳とは絶対言いたくないし謙虚な姿勢で褒め言葉を送ってくれる人はとても丁寧な方で嬉しいなと思うけどそれを模範解答だ! と祭り上げる気はない好きな人には自分を肯定していてほしい あたしはものすごく頑張って成長して吸収しているけどあたしは無価値なものだと強い思い込みだけは本当にいつまでたっても拭えないしなんなら強まっていくな生きていることを許される気がしないから生きてるだけで苦しいよ影であたしが必死に生きてるのも笑われてんじゃないかなくらい思ってるあたしは愛されたいのだ惨めにどこまでもみっともなく、それでも本来ならそれを誰がみっともないと言えようか嘲笑できるだろうかどいつもこいつも愛されたいくせに愛されたいなんてメンヘラぁとか言っておめでたいな死にたいと思ったこと一度もないなんて羨ましいけどなりたいと思わないよそんな薄っぺらい頭じゃ思考の楽しみも感性の感動も知れなくて可哀想ああはい僻みだよなんでもいいから楽になりたいんだよ死にたいのは他に方法が思いつかないだけだろ