謹賀新年
2018年になりましたね。まだ2017年だよ、何なら、え? 今年2019だよ? と言われても疑わないかもしれない、そんなここ3週間でありました。
どうやら干支では戌なのだそうで、もっふもふの年ということになりますね。わんこもっふもふ。もっふもふー
時計の針の、23:59と0:00の数ミリの間に、何が違うのか、カレンダーの1枚や2枚、世界中でいっせーのーででずらしちゃえば今この瞬間めでたいと言わないだろうに、日々の進み方は不思議なものですね。
風潮のやわらかな重力で、ナチュラルに気負って今年こそは、と唱えてみようともするけれど、少し経つと立ち止まって頭を振るのです。
車は急に止まれませんが、人体も急には進めませんゆえ。
それでも、いくら滑稽とか都合が良いとか言ったところで気持ちはリフレッシュされるもので、それはとてもきもちがよく感じます。
小学生のときほど、こうしたイベントにときめくことはなくなりましたが、何もない日ではないような、微かな(微かな、と言ってるあたりが実は高鳴りなのかもしれませんね)実感がいいスパイスなのかもしれません。
昨年は、大きな前進や激しい後退、永遠に感じられるような停滞を繰り返して、総合的に見れば亀もびっくりな歩みでありました。
文筆活動においても、下半期は特にうまく昇華できないままのことが続きました。
今年も数歩前進、数十歩後退を繰り返しながら、一歩一歩生きていこうと思います。
身を切るような肌触りの空気が続いています。ゾクゾクしてドキドキする。しかし、こんなことを言っていると秋に怒られてしまいます。雪が溶ける季節になってもキスは秋の味と呼ぼうと、どこかの何かに誓ったことは覚えているけれど現金には抗えないですね。冬サイコー。故郷ほど厳しくないし晴れ間も多くてサイコー。いえーい。
こうやって、地球の自転のわずか何°なんかに振り回されて、生きていて、その事実は抱きしめたいほど愛しいことだな、と思います。そう思うのだって、もしかしたら元旦だからかもしれないじゃない?
さて、今月は2018年ついでに私個人も19歳という節目を迎えます。19って節目か? うん? 早生まれはしばしば歳が混乱します。たまに振袖の話題があがりますが、果たしていかに。
最果タヒさんは「17歳は星か獣になる季節」と書かかれていましたが、19は何のターニングポイントでしょう。
何もうまいことが浮かびませんでした。
桜が恋しくなります。なりました今、唐突に。四季が織りなす美しい景色は、何度言及されたかもうすり減ってすり減って海抜に移行するレベルに言及されていることでしょうが、本当にこの世界にあって良かったな、と思うものであります。
一方で受け取ることができる感動は、あくまで結果のご褒美になるわけでそれ以前の原動力になることはできない、というのが個人的に抱く感覚であり、それでもまだ見たことのないものの方が多いこの世界と、私の人生、まだまだ私の瞳はうつくしさに痺れていいと思うこと
だから2018年を得られたのだと、いうことにしたいと思います
今年の目標は、自分が好きな自分でいることと、猫になることと、髪を蓄えることです。髪が足りないです。うら若き乙女に毛量あれ!
先々の展望を探さずに、今・この瞬間ビバ! なペースが私に合っている気がします。それに今年は犬だし。わんこだし。もっふもふだし。
時に心あたため、時に心縫い、時に心浸してくださる方々のご多幸をお祈りして。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
いえーい!
2018.01.01. 夜
追伸:平成30年なんですってね。さすがにそれは実感ない!